花粉症シーズンを乗り切る!薬だけに頼らない生活術
花粉症、年々ひどくなってる気がしませんか?
これ、気のせいじゃないんです。環境省のデータによると、スギ花粉の飛散量はこの30年で増加傾向にあります。しかも、40代以降で突然発症する「大人の花粉症」も増えているとか。先日、行きつけの耳鼻科の先生が「60代で初めて花粉症になった患者さんも珍しくない」とおっしゃっていて、驚きました。
花粉症の治療といえばまず抗ヒスタミン薬ですが、薬だけに頼るのではなく、生活全体で花粉と上手に付き合う方法を考えてみましょう。
まず、敵を知ること
スギ花粉は2月上旬〜4月中旬、ヒノキ花粉は3月中旬〜5月上旬がピークです。毎日の花粉飛散情報をチェックする習慣をつけてください。飛散量が「非常に多い」日は、できれば外出を控えるか、外出時間を短くするのが一番の防御策です。
意外と知られていないのが、花粉が多く飛ぶ時間帯。昼前後と夕方に多くなる傾向があるので、朝の早い時間に洗濯物を干して早めに取り込む、散歩は午前中の早い時間にする、といった工夫が効きます。
家の中を「花粉フリーゾーン」にする
帰宅したらまず玄関で上着を脱いで花粉を払う。これ、やってる人とやってない人で室内の花粉量が全然違うそうです。できれば玄関にブラシやコロコロを置いておくと便利です。
あと、盲点なのが髪の毛。髪には想像以上に花粉がつきます。帰宅後すぐにシャワーを浴びるのが理想ですが、それが難しければ、せめて顔を洗って髪をブラッシングするだけでもだいぶ違います。窓の開閉にも気を配りましょう。換気は花粉の少ない早朝か夜に、短時間で済ませるのがベスト。レースのカーテンをつけておくだけでも、室内に入る花粉をかなり減らせます。
食事で体の中から対策する
腸内環境を整える
最近の研究では、腸内環境とアレルギー反応の関係が注目されています。ヨーグルトや味噌、納豆、漬物などの発酵食品を毎日の食事に取り入れることで、腸内の善玉菌が増え、免疫バランスが整うと考えられています。即効性はありませんが、シーズン前から習慣にしておくと「なんとなく今年はラクかも」と感じる人が多いようです。
抗炎症作用のある食材を意識する
青魚に含まれるEPA・DHA、しそ、しょうが、ターメリック(ウコン)には抗炎症作用があるとされています。毎日の食事にちょっと意識して取り入れるだけでOK。サバの味噌煮やしょうが焼きなんて、まさに日本の家庭料理の王道ですよね。
睡眠と花粉症の意外な関係
睡眠不足は免疫機能を低下させ、アレルギー反応を強める可能性があります。花粉症の症状がひどい時こそ、しっかり寝ることが大事。鼻づまりで寝苦しい場合は、枕を少し高くする、加湿器を使う、寝る前に鼻うがいをするなどの工夫を試してみてください。
鼻うがいのすすめ
鼻うがい、やったことありますか? 最初はちょっと抵抗があるかもしれませんが、慣れると「なんでもっと早くやらなかったんだ」と思うほどスッキリします。市販の鼻うがいキットを使えば簡単です。生理食塩水で鼻の中の花粉やほこりを洗い流すので、就寝前にやると夜の鼻づまりがかなりラクになります。ただし水道水をそのまま使うのはNG。必ず煮沸した水か、市販の洗浄液を使ってください。
市販薬と上手に付き合う
もちろん、ひどい症状には薬も必要です。ポイントは「症状が出てから飲む」のではなく、シーズン前から予防的に飲み始めること。耳鼻科では花粉飛散開始の2週間前くらいから薬を処方してくれます。早めの受診がおすすめです。
※症状がひどい場合は自己判断せず、耳鼻咽喉科を受診してください。近年は舌下免疫療法という根本治療も保険適用になっています。