認知症予防に「本当に」効果があること、ないこと

認知症予防に「本当に」効果があること、ないこと

「認知症予防」を謳う商品、多すぎません?

テレビの通販番組で「認知症予防に効く」というサプリメントをよく見かけますよね。正直なところ、その多くは科学的根拠が不十分です。確実に予防できる「魔法の薬」は存在しません。

ただし、リスクを下げる「生活習慣」はあります。ランセット委員会は認知症の約40%が予防可能と発表。けっこう大きいと思いませんか?

エビデンスが強いもの

運動習慣

最もエビデンスが強い。週150分以上の有酸素運動で認知症リスクが約30%低下。運動は脳の血流を増やし、海馬の容積を維持します。

社会的交流

孤立している高齢者は認知症リスクが約50%高い。会話は聞く・理解する・考える・話すという複雑な脳活動。最高の脳トレです。

高血圧・糖尿病の管理

中年期の高血圧を治療すると老年期の認知症リスクが低下。血糖値と血圧を適正に保つことは脳を守ることに直結します。

効果が否定されている・不十分なもの

イチョウ葉エキス——大規模試験で効果なし。高額サプリにお金を使うくらいなら、ウォーキングシューズを買って散歩に出かけたほうがずっと効果的。

難聴にも注意

中年期の難聴は認知症の最大リスク要因の一つ。補聴器の使用で認知機能低下を抑制できるという研究が出ています。「聞こえにくいけどまあいいか」は危険です。

※もの忘れが気になる場合は神経内科を受診してください。

#認知症予防 #エビデンス #運動 #社会参加