一人暮らしの食事、「適当」で終わらせないために
一人になったら食事が適当に
3年前に奥さんを亡くした近所の田中さん(仮名・71歳)が言いました。「一人分の食事って、作る気にならないんだよね」。冷蔵庫を見たら菓子パンとカップラーメンと缶ビールだけ。
一人暮らしのシニアの「食」の問題は深刻です。栄養が偏るとフレイル(虚弱)のリスクが一気に高まります。
「完璧な自炊」を目指さない
まず大事なのは、毎食手作りしなくていいということ。スーパーの惣菜コーナーは一人暮らしの味方です。焼き魚、ひじきの煮物——少量パックで品数を揃えやすい。
たんぱく質を毎食摂る
卵、納豆、豆腐、魚の缶詰。調理の手間がほとんどかかりません。「とりあえず納豆ごはん」でも白米だけよりずっとマシ。
冷凍野菜を常備する
ほうれん草、ブロッコリー——レンジで解凍するだけ。冷凍技術が進歩した今、栄養価にほとんど差はありません。
缶詰は最強の備蓄食材
サバ缶にポン酢をかけるだけで立派なおかず。5〜6個ストックしておくと買い物に行けない日の助けになります。
一人の食事を楽しくする
流し台で立ったまま食べるのは寂しすぎる。テーブルに座って、お皿に盛って。週に一度は外食か地域の会食サービスを。誰かと一緒に食べるだけで食欲って出てくるんですよね。
※低栄養が気になる方は、地域包括支援センターに相談を。